Chupa Tips

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飛行機で最も多い急患の症状は?

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飛行機内でいきなり病気なったり体調を悪くしてしまう人は多いのです。

意外に遭遇したことがない人も多いと思いますが、実は飛行機内で最も多く急患として出る症状があるのです。

目次

  1. 「飲酒」による急激な酔いと急性アルコール中毒
  2. 治療を希望すれば、医師には断る権利はない?
  3. 治療を断るよりも応じた時の法的責任のほうが怖い
  4. 医師を登録制にしている航空会社もある

「飲酒」による急激な酔いと急性アルコール中毒

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機内にはお酒も出るので、長いフライトだとついつい飲んでしまう方もいますが、気圧が地上よりも低い分酔いも通常よりも3倍早く回るので、そのせいで気持ちが悪くなったり、なかには急性アルコール中毒になる方もいます。

その際には、よくドラマなどで見るように

この中にお医者様はいませんか?

と航空会社の人がお客様の中に医師がいれば治療をお願いする場面が現実にもあります。

これを「ドクターコール」と呼びます。

治療を希望すれば、医師には断る権利はない?

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医師法では

医師は診療の求めがあった場合には、正当な事由がなければこれを拒んではならない

というのが法律で決められています。

しかし実際には治療に応じるのは全体の2割ほどとも言われています。

その訳とはこの文言では「診療に従事する医師」という立場を明記していますので、飛行機に搭乗している医師の場合には医師免許はあっても、現在治療に従事している状態ではないので、断っても現状罪に問われることはないようです。

治療を断るよりも応じた時の法的責任のほうが怖い

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実はドラマのようにすべての医師が航空会社の要望を受け入れないのにはわけがあります。

それは、患者のすべての症状を医師が診られるわけではありません。
医師は基礎的な治療以外は専門分野に分かれており、内科的な症状を整形外科医が内科医よりも治療ができるとは物理的に難しいのです。

また、専門分野の治療を安易に応じた場合、症状が悪化して万が一死ぬケースに至った場合に、せっかく善意で治療したにもかかわらず多額の賠償請求をされかねないという事情があるので、医師も名乗りでるのに二の足を踏んでいるのが実情のようです。

一応法律的にはそういったことが万が一起こっても免責があるようなのですが、それでもなかなか自分の立場や多額の賠償請求をされる覚悟で治療に臨めるかというのは酷かもしれませんね。

医師を登録制にしている航空会社もある

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医師を常駐させるのは莫大な費用がかかってしまうのも航空会社としてはなかなか厳しいので、治療に当たれる医師を登録制にして、きちんと飛行機内での治療を航空会社の名のもとに医師が治療できる制度も設けている航空会社もありますが、依然として数jは少ないのが現状です。

飛行機は事故は少ない乗り物と言われていますが、飛行機内の中での治療ができるように解決策ができればもっと安心して利用できますので、早急な解決を望んでいます。

まとめ

飛行機での病気や体調不良は、いつ自分の身に降りかかるかわかりません。
ですので、なるべく飲酒は控えたり、事前に持病があれば航空会社に伝えておいたりと、事前の予防をしておいたほうがいいかもしれません。

また、普段から食事や適切な運動など生活習慣を整えておいて、飛行機の気圧差による体調不良を防ぐことも非常に大事です。