飛行機の着陸時に衝撃が激しい本当の理由
飛行機が滑走路に着陸するときに衝撃が激しいなと思ったことはありませんか?
ドスン!という衝撃が体に伝わると、
「あれ?このパイロットは着陸が下手なんだな」
と思われる人もいるかもしれません。
しかし、この衝撃。
実は安全に着陸するためにあえて衝撃を与えて着陸していたのです。
短い滑走路を通り過ぎないようにするため
もしドスンとではなく、スムーズに普通に着陸した場合はどうなるのでしょうか?
もちろん衝撃はありませんが、その代わりに着陸時にかなりの距離を滑って行き、滑走路をはみだしてしまいます。
もちろんはみださないように滑走路を長くすればいいという意見もありますが、すべての空港が滑走路が長く取れる場所にあるわけでもなく、成田空港や羽田空港は日本の空港の中でも滑走路が短いので有名です。
その中で普通に着陸してしまうと、事故が起こるのは目に見えています。
滑走路にきちんと飛行機をおさめるため、滑っていく距離を短くするためにあえて飛行機は着陸時に衝撃を与えるような着陸をしているんですね。
逆にその衝撃がきちんとあるかないかでパイロットのスキルを妄想するのも飛行機に乗る楽しみのひとつになるかもしれませんね。